そもそも最期に自分の人生、思い出せる?
よく「どう生きるか」とか、生き方について考えるとき、
「死ぬときに人生を振り返って、納得できる人生だったかを問う」みたいな考え方があります。
日々、認知症の高齢者の方と接する中で、リアルな高齢者の方と接する中で、「そもそも自分が高齢になったとき、人生を冷静に振り返ることができるんだろうか」って疑問に思いました。
認知症になってしまったら何もかも忘れてしまうとか、そんなことを言ってるわけではないんです。
40代の今でも、自分の人生を振り返るときって、ホワ〜ンとした印象がそこにあるだけのように感じるんですよ。
細かい事柄を思い出して「こんなことがあったから幸せだった」とか「これを達成したから幸せだった」とかそういうことではないような気がするんです。
漠然としたイメージがそこにあるだけ
漠然と、愛する家族と暮らせて幸せだったなぁっていう「温かいイメージ」
いろんなことに挑戦できて楽しい人生だったなという「誇らしいイメージ」
または、やりたいことが大してできなかったなぁという「ガッカリしたイメージ」
人生の終盤に振り返ったとしても、思い出せるのはそんな漠然としたイメージなんじゃないかと。
そもそもいつ死ぬかはわからないから、「あ、プリン食べたいなぁ」とかそんなこと考えながら死んで行くのかもしれない。
人生ってなんだろう
長い人生の中で40代の今。
色々思うわけです。人生ってなんなんだろうとか。
20代の頃みたいに好き勝手できるわけではありません。家族との生活を考えて、自分の気持ち抑えている面もあります。
大して稼いでいるわけでもないですが、それでも、ある程度は安定して稼がなきゃとか。
ジェンダーレス社会になりつつある昨今ですが、やっぱり家族の分稼ぐのは男っていう空気は変わらないよなって。
自分の性格的には主夫やってみたいなとか、本当は思ってるんですよ。でも実際に実行するのは大変なことだよなぁって。まわりの親族に何を言われるか‥
そもそも論点はそこにないのかも、とも思うわけです。
ジェンダー云々はさておき、
もっと自分に合った働き方だったら喜んで働くのかもしれません。
結局は、どんな仕事をしているか?
以前、10年ほど自営業をしていましたが、その時は何か自分が誇らしくて、「明日の仕事やだなあ」とか思った事はほとんどありませんでした。
ただ、家族を養っていけるレベルの金額を稼げていませんでした‥
それで5年前に介護の仕事に転職したんですけど、最近いろいろ考えるわけです。
なんか不完全燃焼な感じが慢性的にあって、この気持ちってなんだろうって。
このまま働いてていいんだろうか、と。
人生を俯瞰してみれば、今は長い人生の途中。ちょっとした40代のワンフレーズ。
長々と語ってしまいましたが、そろそろ“ガチャ”っと何かを変えてしまってもいいのかなと感じる今日この頃です。
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